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伊根ステイ「ときわ」
​伊根舟屋ステイ「海凪」

 

京都府 伊根町

​一棟貸し宿泊施設(2棟)

​所有者:伊根町

実施年:2016-2019年

・建物調査

・古民家の活用および改修企画

・古民家活用に係る関係機関との協議

・平面計画 

・設計監修

・施工監修

・家具インテリア監修

・開業準備に係るサポート

※(株)庵プロデュース による実施業務に参画、開業準備に係るサポート​業務はルーフスケイプで実施

 伊根町を含む京都府北部7市町及び京都府では、北部7市町一帯を「海の京都」という統一キーワードで結びつけ、発信力・集客力のある「戦略拠点」の形成、周遊型観光を実現するための観光交流基盤の整備、戦略的な広域観光プロモーションの展開やイベントの開催など、総合的な観光地域づくりを進めています。

 伊根町では観光業をより一層推進するために、「宿」、「食」、「楽・学」が一体となって観光客をもてなす仕組みの構築を進める中で、古民家の宿としての活用が課題になっていました。

 舟屋を含む、伊根町の建物の多くは古民家で、伊根湾沿いの広い範囲が重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。しかしながら古民家は現行の建築基準法には合わない部分が多く、宿として改修しようとすると、防火基準等によって古民家の魅力でもある素材や造りを活かすことができず、天井高さや廊下幅、階段寸法などを変更しないといけなくなるため、構造そのものを大きく調整する必要があります。結果として元の造りを大きく変えることになるので、古民家を活かす意義が果たせず、さらに多額の改修費がかかることになります。

 このような事情から、近年は法の緩和基準を設けて、古民家や宿運営の一定条件を満たせば、一棟貸しの宿(簡易宿所)として改修可能となる地域が増えてきていますが、京都府下(京都市を除く)においてはまだ緩和基準がありませんでした。

 そこでこの事業をモデルとして京都府との協議をおこない、法基準の緩和と併せて、古民家を活用した一棟貸しの宿の整備をおこないました。

>>伊根町観光協会公式サイト(伊根ステイときわ)

>>伊根町観光協会公式サイト(伊根舟屋ステイ海凪)

>>【地域紹介】京都府伊根町

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