かつて天領として栄えた津和野町日原地区。

　商店が年々減少し高齢化が急速に進むなか、空き家の増加や老朽化も地域課題となっていました。

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　2014年、その状況を少しでも変えたいと願う住民有志があつまり話合いがスタート。空き家の状況や地域の事情を整理しながら協議会を起ち上げ、メンバーをさらに募り、協議会としての提言内容をまとめて津和野町に提出。日原の中心エリアで空き家となっていた明治期築の伝統的な建物を活用し、周辺の敷地と併せて、賑わいづくりを目的とした複合施設を整備することとなりました。

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　地域の事情を聞くなかで、地域住民は、乳幼児を遊ばせるために車で30分から1時間かけて隣町の公園まで出かけていることや、友人を招いてお茶できるような場所が欲しいこと、地域内の図書館は手狭でゆっくり本を読むスペースがなく老朽化が進んでいることなどがわかりました。

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　そこで、平日は地域の高齢者や、近圏地域含む乳幼児連れ親子をメインの利用者として想定。コミュニティスペース・カフェ・図書館・屋外広場等で構成する複合施設とし、休日にはイベントも開催できる場としてプランしました。

　施設内であれば、図書館から自由に本を持ち出し、屋内外の好きな場所で本を読んで過ごすことができます。気持ちよく本に親しみ、それぞれの好きな時間を過ごせるよう、屋内外の各所に腰掛けられる場所を設けています。

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※本施設は「令和２年度しまね建築・住宅コンクール」で優秀賞を受賞しました

>>令和２年度しまね建築・住宅コンクール受賞作品集

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​>>日原にぎわい創出拠点「かわべ」（公式サイト）

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>>【地域紹介】島根県津和野町