居心地の良さや好み、使いやすさの感じ方は、人によってさまざま。その空間を使う時間帯や使い方も人それぞれ。そして多くの人が、そのような自分自身の感じ方や好み、要望を、最初から明確にまとめられているわけではありません。さらに予算や立地条件、法律などさまざまな制約がついてきます。

　そのため、依頼者やそこを使う人と何度も会話を重ね、ポイントとなる部分をお互いに確認しながら、そこに求められているかたちを鮮明にしていきます。

　中には「お任せします」と言われる方もいらっしゃいますが、できる限り一緒にお話する時間をいただいて、潜在的に持たれている希望や好みなどを一緒に探ります。

　弊社の進め方は、提案型というよりは、依頼者と一緒に要素を組み立て、次第に形が見えてくるような、そんな進め方に近いと思います。

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　まちづくり事業においては、各地に残る美しい町並みや豊かな景観、地域資源を生かし継承していくことを目的に、地域の資源でもある古民家や空きスペース等の新たな活用方法について企画・提案。その後、基本計画、設計監修、施工監修、家具インテリアの監修というように、プロジェクト全体の監修をおこなっています。

　地域住民やまちづくりを担う人々とともにワークショップ等で情報整理やこれからへの思いを出し合って企画をまとめ、地元の設計士・工務店・運営主体・行政などの方々と体制を組んで整備を進めます。